ドラえもん (26)

ドラえもん (26) (てんとう虫コミックス)
某コケ先生に教えたのもあってか、その後博物館のコケ展でも紹介されたりなどで、最近メジャーになってきた?!コケひみつ道具。
でもこの貴重な情報は、コケには全く興味がない私の友人による素晴らしい記憶力のおかげなのでした。
「のび太の地底国」という中に「光りごけ」という秘密道具が登場。ちなみに、テレビアニメ第2作1期「ポンプ地下室で街をつくろう」では、「インスタント光ゴケ」。 映画でも、類似道具が何度か登場しています。以前ブログにも書いてます→こちら

魔女の宅急便〈その4〉キキの恋

魔女の宅急便〈その4〉キキの恋 (福音館創作童話シリーズ)

ヒカリゴケをモデルにしたような、コケを利用した光る棒が登場。 真っ暗闇の非常灯代わりに使われていますが、地面に生えているコケをお月さまと会わせると嬉しくて光りだすそうです。
コケはファンタジーと相性が良いので、魔法系の物語に使われる植物は結構コケなことも多いですね。
地味で控えめな割に、何か持ってそうな不思議な魅力をみんな潜在的に感じているのでしょうか。

苔道

苔道 苔道シリーズ
苔好き舞台俳優でコケ友さん、石倉良信さんの想いの詰まった月間電子書籍。
毎月、趣向を凝らした独自の世界観が繰り広げられます。学ぶより、遊び倒すといった内容です。
コケ界において、この方をお呼びできるのは石倉さんしかいないであろう豪華なゲストが号を重ねるごとにスケールアップするのもスゴイです。
ちなみにvol3では少し協力&登場しています。


フォト句集 苔の寄り道

60年あまり愛情たっぷりにコケに向き合ってこられた岡山コケの会会員の方の句集。
その数なんと400首。
写真と一緒に観察場所も記載されており、
どういった場所でコケを愛でてこられたのか、
その軌跡を辿ることもできて参考にもなります。
フィールドだけでなく、自宅の標本を整理されている課程で詠まれたものもあります。
気になる方は岡山コケの会に問い合わせてみてください。
岡山コケの会→

「北海道コケと地衣類の会」会報

2014年に発足。
北海道もしかも道東をメインに活動されるようなので、なかなか本州側としては参加しづらいのですが、この会報を読むだけでも入会の価値有り!
それほど読み応えのある中身です。学術的な事よりもコケを楽しむエンターテイメント的な要素が大きい内容です。アマチュアでも楽しめるようラフで、カジュアルな内容とはいえ、編集力の大きさでしょうか、
記事の細いディティールも感心しきりな仕上がりで、次号がいつも楽しみでした。しかしながら、そこまでのものを製作する労力の大きさは計り知れず。。。
活動そのものも諸事情により、2020年発行分を持って、会も残念ながら解散となってしまい、FBに交流の場を移すことになったそうです。貴重な4冊、大事にさせていただきます!

コケもす日記



こんなの初めて!なコケ漫画。
「コケ学本」の方とジャンル分け悩みましたが、こちらに。
だって、緻密なタッチ、美しい色彩、凝ったアレコレ。
学習的要素を抜いても、これらの工夫に感嘆ですよ。
知識豊富でも、センスなければ、このように漫画に仕上げるなんて普通できませんよ。
購入方法は、作者のcafe de foretさんまで、なのですが、最近(2020年現在)の入手方法がちょっと不明です。ご本人とのやりとりは可能なので、ご興味ある方はご一報ください。

恋のいろ

恋のいろ
色の恋のいろにまつわる短編集。
『緑』には4つの物語で編成されているのですが、そのトップバッターは「苔むす」
引きこもりな主人公の微妙な心情の変化が、苔で表現されています。
「恋のいろ」とはいっても、ピンクなどのパステルカラーではなく、
「透明」「白」「銀」「空色」「緑」「灰色」がテーマにされています。

水の森

水の森
屋久島の大自然を独自の視点で描かれる画家、高田裕子さんの絵本。
絵本といっても、空想が描かれているのではなく、屋久島のように圧倒的存在感を放つ、
大自然の色々でさえも、最初は、一滴の雫から始まる。
という流れを、細密画という気の遠くなる作業と重ねて、作品作りを順に追う事ができるので、ある意味作品集のような印象も受けます。
実際は一つの作品なのですが、チリも積もれば。。とは、この製作工程がまさにそうで、最後に出来上がった作品の迫力は、絵本というフィルターを通しても弱まる事なく輝いております!
高田さんは、コケを専門に描かれる方ではありませんので、太陽や虹や星空、花や樹、様々な自然を表現しています。
ですが、そのコケの部分を「モフモフ、モジャモジャ、モコモコ」と一括りにせず、
蘚苔類の葉の一枚一枚を種別に丁寧に描いてくださる、その姿勢はコケ界の人々を感動させております。
高田さんの作品との出会いは、2013年の屋久島コケフォレーで。
現地のガイドさんから聞いていた
『屋久島でしか(しかも限られた店)買えない焼酎』として、
「水ノ森」とたしか「大自然林」を教えてもらっていたのです。
その後、移動車中でそのガイドさん達が「水ノ森のラベルは屋久島の画家が描いていて、コケも超細密で描いたりしている人」とふと雑談をしているのを、盗み聞きした私は、「大自然林でなく水ノ森を買って帰ろう」と強く心に決めたのでした。
ありがたいことに、観察後にその限られた酒屋に連れて行ってくれたので、
迷わずgetし、そのガイドさんにラベルの話を振ったところ、
「近くで絵ハガキ買えるよ」と。
先生が苦笑いする中、有無を言わさず、急いでお店に向かうと、続々とみんなも後に続き。。。
結局、その日酒屋に一緒に行った人たちみんなで、そのお土産屋さんに押しかける事になったのでした。わずか3畳ほどの小さなお店。
そこに、怪しいルーペ集団が全員、高田さんのカードを何枚も手にし、ほぼ買い占めてしまったのですから、異様な光景だったことでしょう。
その後、影響力のある会員達によって方々にその素晴らしさが大きく拡散され、みんなが魅了されているのですが、それだけコケ抜きにしても、入れても素晴らしい作品たちなのです。
ちなみに、翌年の屋久島コケフォレーには、高田さん自身も1日顕微鏡講座に参加されて、苔類の油体などをご堪能されていました。
まだ、作品をご覧になっていないコケ好きの方は、必見ですよ。





工場

工場 小山田浩子
登場人物の一人にコケの研究者がいるという何とも珍しく貴重な小説。
しかも「蘚苔類学会」とか「コケ観察」などのワードも出てくる!
物語にコケが出てくるものはチラホラあっても、「蘚苔類」と表記された小説はかつてあっただろうか。。。
コケに関する部分はとてもリアリティがあって、小山田さんはもしやコケ屋?!
と思ったら、ご主人が学生時代にコケの分類をやってらしたそう。
実態のない不気味さを感じさせる生々しさがありながらも、どこかファンタジーな感じもあって、やっぱりコケは不思議な世界観との組み合わせが多い気がします。

草木と手仕事

コケ屋の総本山、世界で唯一の蘚苔類専門研究機関である服部植物研究所の一般公開において、キュレータとして携われた石田紀佳さんの著書。
一般書店には流通しておらず、取り扱い店舗にて通販か店舗購入かになります。
コケ本ではありませんが、43もの植物にまつわるレシピや話は、
コケ好きには惹かれるものも多いのでは。
もちろん、「コケモス大地」として、コケのページもあります。
トレペが素敵な表紙の右上には、ゼニゴケのイラストもしっかり!