ミクロコスモス

《コケの美しい世界にどっぷり浸りたい時に》
ミクロコスモス: 森の地衣類と蘚苔類と  著:大橋弘
写真家大橋さんの待望のコケ写真集、新作!!
ページをめくるたびにうっとり、ゆったり
そして目を奪われるミクロワールドにどっぷりと浸る事ができます。
大橋さんのコケ写真は、何となくコケマニアが取る写真と違う印象。
何が違うとか、技術的な事はわかりませんが、同じコケに魅せられた共通点はあるものの、コケ屋とは違うセンサー、目線、世界観でコケを見ている気がします。
それは、構図もそうで、コケマニアの撮る写真というのは、何となくみんな似てきてしまうものなのですが、大橋さんの構図が私はとても好きなのです。
ちなみに、本書はジャゴケがとても登場頻度が高く、ジャゴケ好きの私は、ついつい「これは、ウラベニじゃないか??」とか思いながら穴があくほど見ています。
お酒を片手にトリップしたい。。

ミクロの森へ―コケの詩

ミクロの森へ ―コケの詩― (ポエム・ポシェット (15))
コケに精通した作者ならではの視点と切り口でうっとりしてしまうコケの詩。
表紙からして胸トキメク一冊。
最大の特徴は「コケ」と一括りにするのではなく、
「〇〇ゴケについて」と、種別に謳われているのが素敵。


苔の宇宙

苔の宇宙―大橋弘写真集

地衣類が多いですが、とても美しい写真が魅力的。
ブログでも美しい自然の写真を頻繁に更新されていますが、見慣れた景色が良く登場していて、どうやら近隣にお住まいの模様(現在はお引越しされた模様です。)
コケ庭や屋久島などの風景的なものなら写真集であるかもしれないが、今のところ図鑑など生態的なものに主眼を置かない「写真集」としてのコケに特化したものとしては先駆者的位置付け。  廃盤ですが、またiPad用のアプリもあります。

苔の天窓

苔の天窓
自然をモチーフにした壮大な詩集。
タイトルにもなっている「苔の天窓」という詩も、考えれば考える程よくわからなくなるも、非常に美しい言葉の響きを放つ詩ばかりで、寝る前などによく読む。
「苔」をタイトルにもってきたけど、詩集全体的に「海」という言葉が多く登場する。

原稿零枚日記

原稿零枚日記
コケ料理の数々が、リアル過ぎて本当にあるんじゃなかろうかと思ってしまう。
限りなくエッセーのようなリアルなタッチだけど、コケを食べるというファンタジーさも含む不思議な本。
コケを食べること自体はファンタジーではないけれど、登場するお料理とコケとの組み合わせの発想がコケ屋目線をくすぐるというか、やられた!というか。。コケ旅館の章以外でも、節々にコケに触れられていて興味深いので、一冊全話読むのがおすすめです。

いのちのパレード

いのちのパレード
この中にある「スペインの苔」という話し。
コケとの関わりが今ひとつ消化しきれず、モヤモヤ感が残る話し。
私にとって恩田さん特有の後味の悪さがある内容で、やっぱりこのお方はあまり得意ではない。さんざんひっぱっといて、「で、スペインの苔って?!」となる。
ちなみに「スパニッシュモス」という名で流通する植物は、蘚苔類でも地衣類でもなく、パイナップル科のチランヂアというエアプランツです。

地衣騒動

世界SF全集 19ジョン・ウィンダム著「地衣騒動」
かなり古くてレアな一冊。蘚苔類ではないですが、「コケ」つながりで。。
コケ以上に、地衣類を題材にしているところに衝撃を受けます。この時代に!
地衣類の成分に不老不死の効果を発見した主人公の目論みと、それを巡る周囲の人達との騒動、社会にバレてしまった際の混乱の物語。  ちなみに、実際に地衣類にはコケの成長促進を若干阻害する成分が確認されているとか。



緑の石と猫

緑の石と猫
ファンタジーな短編集。
その中の1話に、「苔の花」というコケ好きにはたまらない物語も。
サルオガセやスギゴケ、ツノゴケ、モウセンゴケなどの名が続々と登場人物の口から発せられます。
原稿零枚日記とはまた違った不思議な雰囲気のコケ人間のお話。