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コケをモチーフに感性を揺るがす本。物語、園芸、写真など。

ミクロコスモス

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《コケの美しい世界にどっぷり浸りたい時に》

ミクロコスモス: 森の地衣類と蘚苔類と  著:大橋弘

写真家大橋さんの待望のコケ写真集、新作!!

ページをめくるたびにうっとり、ゆったり。

そして目を奪われるミクロワールドにどっぷりと浸る事ができます。

大橋さんのコケ写真は、何となくコケマニアが取る写真と違う印象。

何が違うとか、技術的な事はわかりませんが、同じコケに魅せられた共通点はあるものの、コケ屋とは違うセンサー、目線、世界観でコケを見ている気がします。

それは、構図もそうで、コケマニアの撮る写真というのは、何となくみんな似てきてしまうものなのですが、大橋さんの構図が私はとても好きなのです。

ちなみに、本書はジャゴケがとても登場頻度が高く、ジャゴケ好きの私は、

ついつい「これは、ウラベニじゃないか??」とか思いながら穴があくほど見ています。

お酒を片手にトリップしたい。。

こけこけコケコッコー

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こけこけコケコッコー (PHPわたしのえほん)

大変珍しいコケの絵本ついに登場です。
おもわず、紹介のカテゴリーをこちらのアート系でなく、学習用の方にもっていこうと迷ったくらいの本格的なガチなコケ本です。
とはいえ、絵本ならではのやさしく可愛らしいタッチと作者の驚くほどの豊かな発想力で子供から大人まで、コケを知らずとも、
全くコケを意識しなくても楽しめる内容となっています。
でも、コケ好きなら楽しさ倍増。
マニアなコケ屋にいたっては、1ページで十二分な時間をかけてもじっくりと細部まで楽しめるであろう工夫がふんだんに施されています。
進まぬページは、まるでコケ観察と同じです。
これは「◯◯ゴケだろうか」とサクの特徴から予想するのも楽しく、
「おっ地衣類もクマムシいる!」というコケ屋のおなじみメンバー以外にも様々な生き物や植物で彩られた各ページの遊び心が素晴らしいです。
具体的に何が素晴らしいかは、ネタばれになるので控えますが、
例えば、枯山水でオタマジャクシが釣りをしていたり、てんとう虫がカゴ持って花にカメラを向けていたり。。など、コケでない脇役達のシャレのきいた様子も合わせてとてもツボです。とにかくかわいい!
作者の方はさぞコケについて、しっかりと学んでいらっしゃるなと感じます。
コケ屋必読とてもお勧めです!

魔女伝説



魔女伝説<伝説シリーズ> (角川文庫)

コケ関連の書籍でも紹介されていたので、ご存知の方も多いかな?という本書。
ヒカリゴケをテーマにした小説なのですが、表紙が好みでない。
版によって、数種あるようですが、どれも個人的には好きでないのです。
なので、買ってからもなかなか読む気になれず寝かすこと数年。
ある日、空いた時間を有効にと、ついに読み始めたのですが、これがなかなか面白い!
表紙から受けるイメージとは全く異なって、なかなかテンポよく読みやすい展開に一気読みしました。これは表紙で大損してるのでは。。。

ヒカリゴケというだけあって、お決まりのファンタジー要素もあるのですが、
コケ屋に馴染みの場所が舞台になったり、
「東京あたりではいい苔が育たんからな。東京で育つのはゼニゴケのたぐいくらいだ」なんてセリフには、思わず『ホソバオキナやヒノキが良くて、ゼニが駄ゴケなんて、金閣寺的な扱いはけしからん!』とツッコミを入れながらも、
オオスギゴケやスギゴケ、京都の地形がなぜコケの生育に適しているのか、なんて部分のセリフにはなかなか関心してしまうし、蘚苔類の解説まで丁寧にページをつかっており、なぜゼニゴケは駄ゴケなのか、なんてところにまで説明は及んでいる。

西方寺、箱根美術館、兼六園、などさながら苔の観光地案内も兼ねているような内容も含んでおり、コケモチーフの本リストの中でも丁寧なコケの扱いは上位クラスです。
本書には、私は知らなかった米沢の法泉寺についても書かれていたのですが、
こちらは、実際に『東北地方の代表的な苔庭のひとつ』だそうです。
『ヒツジゴケ、コスギゴケ、ツリバリゴケ、シノブゴケ、クサゴケなどが生育し、特にツリバリゴケの群落が美しい』ともあります。
「苔三昧  大石義隆 著」でも確認してみたところ、しっかり掲載されていました!
両者を合わせながら読み進めても面白いですね。
一部マニアには定着していたものの、まだまだコケ愛好家の存在が世の中でも影を潜めていた頃の本なので、作者の意図など大変興味深い。
また、オカモスや蘚苔類学会を彷彿とさせる「美苔会」なんて愛好家の集いも登場してきますので、コケ屋必見!オススメ本です。




やさしい恋が育つまで

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やさしい恋が育つまで (キャラコミックス)

苔本の採集をしていたところ、たまたま出てきたもの。
趣味ではないテイストのマンガ、しかもBLということで、
どうしようかとも思ったものの、苔好きの登場人物ということでとりあえず好奇心に素直に従いました。

コケ、マンガ、BL
なかなかに珍しい組み合わせなので、そこはやはりチェックしておきたい。

内容は、苔好きで引っ込み思案な青年が合コンで苔の話をしてドン引きされる。。的なシーンから始まり、その後出会ったイケメンと初めてコケ友になって、頻繁に会ううちに好きになって。。みたいな感じです。
表紙のカバーイラスト案は、作者のご友人がWSで作ったコケテラリウムを見たことがきっかけだそうです。
どなたのWSでしょうね。知ってるコケ屋のWSだったら面白いなあ。

物語の重要なポジションとはいえ、コケ好きの方が書いているわけではないので、
扱い的には私のように異常な目線で見る者には物足りなさを感じてしまうものの、
それなりに一冊一通り読めるストーリーでした。
ただ、そこはやはりBL。後半、生まれて初めて見るBLの描写に衝撃を受けまして、
その後読み返すことなく本棚の奥でひっそりと佇んでおります(笑)






女性自身 通巻2731号

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女性自身 2016年 6/28 号 [雑誌]

このリストにそぐわない雰囲気ですが、ちゃんとしたコケ特集が組まれています。
コケに無縁の読者層にも、きちんと楽しんで新しい世界を提案できるよう、
バラエティに富んだ読み応えある内容に仕上がっています。


望星 7月号

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望星 2016年 07 月号 [雑誌]

2016年6月15日発売。
東海大学からでている月刊誌。大手本屋さんや、アマゾンなどで用意に入手できます。
「コケで知るニッポン!」とされた巻頭特集には、各界のよく知ったそうそうたるメンツがずらり。
同じ「コケ」というフィルターを通しながらも、それぞれ視点が少しづつ異なるコケたちのと関わりを垣間見ることで、新たな魅力にも気づくことでしょう。
読み応えあって楽しめる一冊です。

コケもす日記

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こんなの初めて!なコケ漫画。
「コケ学本」の方とジャンル分け悩みましたが、こちらに。
だって、緻密なタッチ、美しい色彩、凝ったアレコレ。
学習的要素を抜いても、これらの工夫に感嘆ですよ。
知識豊富でも、センスなければ、このように漫画に仕上げるなんて普通できませんよ。
購入方法は、作者のcafe de foretさんまで!


あうん堂本舗が制作した金沢マップ。
雨が多い金沢は、側溝や民家の塀など至る場所での街苔が美しい場所だが、
中でも兼六園の見応えはなかなかのもの。
じつに70種類もの蘚苔類が生息しているようです。
マップ内には、「庭の歩き方 木とか石とか苔とか・・・」として、
兼六園内の簡単な苔マップ(10種)も掲載されています。
少し足を伸ばせば、小松の苔の里もありますので、いつの日か再び訪れる時用に、
今のうちから眺めておきたい。



コケ屋の総本山、世界で唯一の蘚苔類専門研究機関である服部植物研究所の一般公開において、
キュレータとして携われた石田紀佳さんの著書。
一般書店には流通しておらず、取り扱い店舗にて通販か店舗購入かになります。

コケ本ではありませんが、43もの植物にまつわるレシピや話は、
コケ好きには惹かれるものも多いのでは。
もちろん、「コケモス大地」として、コケのページもあります。
トレペが素敵な表紙の右上には、ゼニゴケのイラストもしっかり!




工場

 
 
工場 小山田浩子

登場人物の一人にコケの研究者がいるという何とも珍しく貴重な小説。
しかも「蘚苔類学会」とか「コケ観察」などのワードも出てくる!
物語にコケが出てくるものはチラホラあっても、「蘚苔類」と表記された小説はかつてあっただろうか。。。
コケに関する部分はとてもリアリティがあって、小山田さんはもしやコケ屋?!
と思ったら、ご主人が学生時代にコケの分類をやってらしたそう。
実態のない不気味さを感じさせる生々しさがありながらも、どこかファンタジーな感じもあって、やっぱりコケは不思議な世界観との組み合わせが多い気がします。


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