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コケイロ童話

顕微鏡やルーペでコケや、コケの細胞を観察していると、
肉眼からは思いもよらない美しい色、カタチに息を飲むと同時に、
「◯◯っぽい」とか「あ〜このまま首に飾りたい!」
なんて妄想にふけってしまいます。

そしてある日、
「自分で書く絵ではなくて、自分で撮ったコケ写真やコケそのもので絵を描いたらどんな雰囲気になるんだろう?!」
と、ふっと思いました。

生の標本は、全国各地で学習用に採集してきた(許可された場所)コケ達のカケラを流用したり、自分で育てているもの達。
写真は、各地で撮りためたものや、同定時に撮影したものなど。
背景ですらもコケ写真なのです。
しかも本来はシャッターのタイミングを誤った失敗作!

そして、景観やルーペでの観察、顕微鏡での観察、様々なシチュエーションを織り交ぜコラージュにしてみたのです。

自分では着ることができないコケのドレスを着て、コケで着飾ったお姫様。
ネズミノオゴケの尾を持つネズミ。
ウマスギゴケの馬。。。

そんなふとした好奇心から作成してみたところ、
思わぬファンタジーな世界観が出来上がりました。自分で撮ったものも多いとはいえ、実物の生も使用するし、
実在の物体が映し出されたものをただ切り貼りするだけなのに。
ちょっと不思議な雰囲気で、面白い発見でした。



これは、ルーペで観察しながら鑑賞するミクロ童話「コケイロえほん」シリーズ(コニカミノルタ エコ&アート展出品)の作品をつくるにあたっての、下書きのような試作のような、スケッチ段階のものです。

下書きなので作品ではなく、本来そのまま引き出しの肥、もしくはゴミ箱行きになるだけですが、せっかくなのでポストカードにしてみました。

イメージや色で記憶しておくと忘れにくい。
コケ好きが、むやみにこじつけているようにも見えますが、
何気にコケの特徴を覚えるのに都合が良い面もあるのです。



シンデレラ

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アブラゴケを見ると、それを纏ってみたくでたまらなくなる。
そんな妄想をファンタジー仕立てにしてみたもの。

① エゾスナゴケ(都内)
②ミカヅキゼニゴケ(都内)
③ヨシナガムチゴケの葉先(屋久島)
④ワットウモーンのチェディ(タイ/チェンマイ)雨期に苔むす緑深い瞑想寺
⑤ジャゴケ(都内)
⑥シダ(分類上はコケとは異なるが、かつて、シダやコケ植物、菌類など、小さい生き物を総称し、木毛、小毛としてコケと呼ぶことがあった。今でもその名残がある)
⑦苔むす階段(鎌倉)
⑧コケの葉で構成された万華鏡
⑨ハタケゴケの仲間(都内)
⑩フデゴケの葉横断面(約400倍)
⑪ヒョウタンゴケのサク歯(都内)
⑫スギゴケの葉横断面(約100倍)
⑬馬本体:乾燥ミズゴケ
 鬣:ウマスギゴケ(北海道)
 鞍:ジャゴケ、イチョウウキゴケ
⑭ねずみ本体:乾燥ミズゴケ
 尾:ネズミノオゴケ(山梨県)
 鼻、目など:ヒメジャゴケ無性芽、ギボウシゴケ、ツボミゴケの仲間など
⑮ヒノキゴケの葉細胞(約400倍)(屋久島)
⑯アブラゴケ(神奈川県)
⑰ハイゴケ入りオリジナルヘアアクセ
⑱フタバネゼニゴケ雄器床(都内)
⑲イチョウウキゴケ(鳥取)
⑳ヒメジャゴケ(都内)

背景:鍾乳洞内のコケのついた岩をピント無修正で撮影したもの。
真っ暗で、薄暗いため、青白い光とともに写り込む。
コケはほぼ真っ黒闇の中に写り、はっきりと認識できないほどだが、
洞窟内に染み込んだ水で潤うコケにフラッシュを当てたため、神秘的な1枚となった。なお、鍾乳洞内に生育するコケは、全て観光用照明の真直下のみ。
その他は、光が無いため生育できない環境となっている。


 

子鹿物語

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和名は面白い。ウキゴケの別名:鹿角苔(カズノゴケ)と聞いたら、
実際にシカに生やしてみたくなるし、
ヒツジゴケと聞けば、それで羊を作りたくなるのです。


①クロカワゴケ(北海道)
②ミカヅキゼニゴケ(都内)
③コツボゴケ(都内)
④ハイゴケ(山梨県)
⑤ホウオウゴケの仲間(鳥取県)
⑥チョウチンゴケの仲間
⑦ウキゴケ/鹿角苔(市販)
⑧不明
⑨イチョウウキゴケ(山梨県)
⑩l紅葉したフタバネゼニゴケの雌器床(神奈川県)
⑪ウメノキゴケ(地衣類)
⑫スギゴケ(奈良県、神奈川県)
⑬ヒメジャゴケと雌器托
⑭フデゴケの葉断面
⑮コツボゴケ
⑯ホソウリゴケ
⑰スギゴケ雄株
⑱フタバネゼニゴケの雄器床
⑳真冬のハタケゴケ
㉑ヤマトフデゴケ葉横断面
㉒ケチョウチンゴケの細胞
㉓ウマスギゴケ
㉔ゼニゴケ雌器托

背景:雨の日のコツボゴケをピントを合わせずに撮影したもの。
全体的な黄緑色は、コツボゴケ本体の色合い。
雨脚の強い日で、びっしょりと雨露に濡れたコケが、フラッシュに反射してキラキラ光るとともに、ピントをずらしたので丸ボケが綺麗な1枚となった。


銀河鉄道の夜

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※苔の森を散策中、岩についたクロゴケの群落がよくみると機関車のシルエットのような形にみえた。
何となく面白いなと写真に収めておきました。
後日、ハタケゴケの同定時に失敗した写真が、
宇宙空間を思わせる絶妙な色合いと光のビジュアルになり、
この2つを合わせた「銀河鉄道の夜」がすぐに頭をよぎったのでした。
作品中の機関車部分は、ほぼそのままのカタチで岩についていた。
そこに、隣に生えていたウメノキゴケを載せてみた、北八ヶ岳産の汽車なのです。

①ヤマトフデゴケの葉横断面(約400倍)
②乾燥ミズゴケ
③ウメノキゴケ(長野県)
④クロゴケ(長野県北八ヶ岳)
⑤ケチョウチンゴケの葉身細胞
⑥葉上の菌類
⑦蘚類の胞子体
⑧ケギボウシゴケ(都内)
⑨ゼニゴケ雌器床
⑩ケチョウチンゴケの細胞
⑪ウマスギゴケ(乾燥して茎にが密着し1本の枝のようになったもの)

背景:ハタケゴケの仲間を顕微鏡越しにフラッシュ撮影したもの。
そのため、深い藍色になって写るが、ハタケゴケ特有の凹凸でガラズビースのような細胞が光に反射してキラキラと輝くため、まるで宇宙空間を切り取ったかのような不思議な写真に仕上がる。


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