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そもそもコケって一体何者?!

コケとは

とにかくコケの話題しかないコケまみれの内容にしているのですが、
では、そもそも
コケとは、一体何なんでしょうか。 
少し植物学的な方面から見てみましょう。

 

ズバリ一言でいうと、

 

「維管束がない植物」です。

 

反対に「維管束をもつ植物」としては、シダ植物や種子植物がこれにあたります。

 

・非維管束であること。

・陸上植物であること。

 

この2点の特徴を持つ植物が、蘚苔類(=コケ植物)となります。


蘚苔類とは

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コケ植物は、『蘚類、苔類、ツノゴケ類』の3種類で構成されており、

 

蘚苔類 (Bryophyte) と呼ばれています。

もともとコケとは、古木や湿地、岩石などにへばりつくように生えている
小さいいきものを総称して
「木毛こけ」「小毛こけ

 

と呼ばれていたという説があります。

そのため「コケ」の概念には多様性があり、今でも「コケ」と言っても、蘚苔類ではないものを指す場合も多いのです。

 

京都の日本庭園に代表されるようなコケ庭、そして盆栽やコケ玉などは、蘚苔類の主に蘚類を使用したものとなります。

 

そして、例えば「海苔のり」は、「苔コケ」の漢字を使っていますが、海藻になりますので、もちろん蘚苔類ではありません。



コケに興味が無い人との会話では、コケを手にしながら話しているにも関わらず、「このノリ
海苔ってさあ・・あ、間違えたコケさあ〜」という場面によく出くわします。
もはや「コケ」という単語すら発してくれないのです。
海藻だろうが、植物だろうがどっちでも良い。似たようなものでしょ。ということで?!、おそらく長年使い慣れた「ノリ
海苔の方がスムーズに発声できたからかもしれません。

 

「金魚の水槽にコケがついた」「カメの甲羅にコケがつく」

とも良く言います。でもこれらも、モである藻類そうるいになり、蘚苔類とはやはり異なります。

コケ(蘚苔類)は植物なのです。

※かつては光合成をして独立栄養で生きる生物を「植物」としていて、その中には藻類も含まれていましたが、コケをはじめ、シダや種子植物などの陸上植物を「植物」とする考え方が主流となっています。 
 

身近なところでは、「舌苔ぜったい」というのもありますが、もちろん舌に植物が生えるわけないので、これも蘚苔類ではないコケにあたる例の一つです。

 

また、特に一般の方には馴染みのない地衣類は、「○○ゴケ」と名のつく和名が多く、生育場所も近いので、誤解されやすい一つです。こちらは、"菌類と藻類の共生"になるので、どちらかというと菌類であるキノコの方が近いし、見た目の違いは明らかです。 しかし、見分けるほど地衣類を観察することが、一般的に日常では皆無ですし、仮に誤解があっても特に損得影響がないのが現実です。
維管束植物であるシダ植物にもまた同じく、非常に紛らわしい名前をもつものがあり、とにかく「コケ」単語はややこしいのです。

 

さらに『食用の苔』や『100年キノコ』として「岩茸」が有名ですが、すでに『苔・キノコ』と、その本性がよくわからない事になっています。実際は、"地衣類"になるわけですが、テレビを通して普通の人が「キノコ」とか「コケ」と聞いてしまうと、かなり誤解を招く気もします。
「岩茸」は、『食用苔』でも『100年キノコ』でもありません。
『おいしい地衣類』なのです(旨いらしい...)

そして、これは本当はキノコではないのに、キノコと言っているわけですが、逆にキノコなのに、コケと言ってしまう地方(北陸)もあるようです。


コケ。。何でもありな感じも否めませんが、

 

このように、分類学上の「スマートなコケ(=蘚苔類)」と、

小さいものを所構わずジャンルレスにひっくるめた「ワイルドなコケ」とその括り方には2タイプがあり、一口にコケといっても、その中身は実に様々。

ただ、全てに言えることは、普段の生活で意識しなけれな、決して気づく事がない彼らの姿も、その本性は実にユーモラスで美しく、魅力的なのです。

毎日歩くいつもの道。

でもよくよく見ると、そこには思いもよらない素敵な世界が広がっているにちがいありません。

コケイロは、スマートなコケに軸を置きつつも小さな世界全般を視野に入れたワイルドなコケワールドに触れて行きたいと思っています。

 
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